階段下トイレは使いづらい?【デメリットや工夫が必要なポイントを解説】

悩み
  • 階段下のトイレって使いづらくないの?
  • 収納はどうするの?
  • 階段下トイレは止めた方がいい?
この記事の内容
  • 階段下トイレの使い勝手
  • 階段下トイレのデメリット
  • 工夫が必要なポイント
本記事の信頼性
マツ
  • 不動産歴10年の現役仲介営業マン
  • 仲介営業では珍しい建築士資格保有
  • 不動産投資の営業も経験
  • 土地から戸建て注文住宅など様々な分野でアドバイスできます!

都内だと階段下にトイレがある間取りをよく見かけますね。

階段下は天井高が低いためデッドスペースになりがちです。

そこで、階段下にトイレを配置することで有効活用しちゃおう!というわけ。

でも、これって正直使いにくくないのって思いませんか?

いくら有効活用と言っても、使いにくかったら最悪ですもんね。

そこで今回は階段下にトイレがある間取りのデメリットや使い勝手について解説していきます。

平面図で見る階段下トイレ

左1階・右2階の階段の平面図

平面図で階段下トイレを確認してみましょう。

上記画像の左側が1階で右側が2階LDKです。

1階の平面図ではトイレの後ろに階段がありますね。

そこから2階へ階段が伸びていますが、右図の黄色で塗った部分がトイレの天井になるのがお判りでしょうか?

重ねてみるとこんな感じ…

1階と2階を重ねてみた図

ピッタリ当てはまりますね。

階段の下にトイレがあるため天井高が低いということが図面で読み取れます。

このように1階と2階を重ねた時、階段下にトイレがある設計だと天井高が低くなっていると思ってください。

マツ

平面図からでも簡単に読み取れますね。

こちらの記事もおすすめです>>>
⇨2階にお風呂がある間取りは後悔する?メリット・デメリットをまとめてみた

階段下トイレの使用感と使いにくいところ

悩み

階段下のトイレって使用感はどうなの?

筆者も階段下トイレを利用していた経験があります。

経験から言えば、トイレの用途としては何ら問題はありません

ただし、これから検討する人は注意しておくべき点も存在します。

ここからは使用した感想といくつかのデメリットを解説します。

圧迫感はあまり気にならない

平面図で紹介した階段下トイレ

先ほど平面図で紹介した階段下トイレの実物です。

トイレ奥の天井が下がっているのが分かりますね。

悩み

これ圧迫感とかないの?

確かに狭く感じるかもしれませんが、便座に座るイメージをしてみてください。

そうすると階段下の天井を背にする形になりますよね。

一見圧迫感があるようですが、本来の用途として使用する分にはさほど影響はないと思います。

ただし、通常のトイレより天井が低いのは確かなので内見する時は要確認です。

「内見」に関する記事はこちらから>>>

階段下でも手洗い場も造れる

階段下トイレでも手洗い場を設けることも可能です。

ただし、絶対に造れるわけではありません

階段下トイレは天井に頭がぶつかるのを回避するため、トイレを前に出したりします。

立ち上がっても天井に頭がぶつからないように、トイレを奥に設置しない

写真の場合、最奥に設置すると階段の一番低い部分と頭がぶつかってしまう可能性が高いですよね。

そのため、トイレを少し前に出して設置します。

すると入り口からトイレまでのスペースが短すぎて手洗い場を設置することができません。

マツ

階段下トイレって結構いろんなタイプがあるんですよ。

階段下トイレだと収納場所がほとんどない

階段下トイレで一番困るのが収納ゼロ問題です。

階段下トイレ(左)・天井が下がっていないトイレ(右)

写真は先程の階段下トイレです。

ご覧の通り、階段下の場合は階段が邪魔をして吊戸棚が設置できません

収納カ所がないと生活上不便を感じると思います。

そのため、これは大きなデメリットになるのではないでしょうか。

階段下トイレだと小さい窓しか付けれない可能性アリ

階段下トイレでも窓は付けられます。

ただし、階段が邪魔をして大きい窓を付けるのは難しい場合があります。

比較的大きめな窓のあるトイレ

階段部分が無ければ写真のような大きな窓を設置することできちゃいます。

左右どちらかが外に面していれば、横壁に窓を設置することも可能です。

あくまでの換気目的なので、小さな窓でも気にならないかもしれませんね。

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階段下トイレを快適空間にする工夫

階段下トイレはそこまで不便なものではないというのが筆者の見解です。

ですが、環境をより良くするためには工夫も必要です。

階段下トイレを快適空間にする工夫
  • 照明を工夫する
  • 収納を工夫する

今回はこの2つのポイントについて解説していきます。

照明を工夫して圧迫感を回避

階段下トイレだとあまり大きな照明を取り付けることができません。

天井高が低ため、低い位置からペンダントライトを付けるとより圧迫感があります。

照明の工夫
  • 壁横(天井横)にライトをつける
  • ダウンライト・スポットライト・フットライト

壁横ライトだと階段の干渉を気にせず、空間を広く取れます。

また、間接照明などを使うのも場所も取らないのでおすすめです。

雰囲気も淡く優しい感じになり、一気にオシャレ度が上がりますよ。

工夫すれば階段下トイレでも収納可能

階段下トイレは収納問題が出てきやすいです。

トイレットペーパーの替えや、掃除用具はできれば収納しておきたいですね。

収納を工夫
  • ドアに吊り下げ収納
  • タンクレスにして空間を利用
  • 棚板を多用

ドアそのものを収納として利用するのも効果的です。

吊り下げ式のバスケットなどを付ければトイレットペーパーのストックなども保管できます。

最近はスタイリッシュなトイレットペーパー収納もあるのでスペースを取らない収納がおすすめです。

その他、棚板などを多く取り付けものを置けるような空間を作るのも良いですね。

ここら辺はDIYでも簡単にできるので、ぜひ試してみてください。

【まとめ】階段下トイレは十分機能する

今回は階段下トイレについて解説してきました。

【まとめ】階段下トイレの特徴
  • そこまで圧迫感は感じない
  • 手洗い場も造れる
  • 収納問題が生じる
  • 窓が小さくなりがち

実際に使用したことがある自分としては、階段下トイレは十分機能します。

工夫次第では階段下というデメリットさえ感じることもありません。

部屋を広くしたいなら階段下というデッドスペースを有効活用してみてはどうでしょうか。

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