
どうも。
現役不動産営業マンのマツです。
近年、異常気象のニュースが増えてますよね。
特に豪雨による浸水や河川の氾濫などを目にする機会がホント多い。
そんな影響もあり、家を買うときハザードマップを気にする人がめちゃくちゃ増えてます!
そりゃ、せっかくのマイホームなんだからせめて被害が小さい安全なエリアに住みたいとは誰しもが考えること。
でも、思いませんか?
このハザードマップって実際のところどこまで気にしたらいいの?
ハザードマップは気にしすぎると買える家がホント少ないです(笑)
かといって、全く無視もできない…。
そこで今回は、ハザードマップはどこまで気にしたらいいのか問題をプロ目線で、アドバイスをしていきます!
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もくじ
ハザードマップはどこまで気にした方がいいのか


ハザードマップが気になって家が買えない…

気になる基準は人それぞれ違いますよね。
ハザードマップは主に、集中豪雨などで発生する河川の氾濫による浸水レベルを数値化したものです。
そこで判断基準にしてほしいのが、
どこまでの浸水域なら許容できるかを考える!
まずはこのポイントを押さえておいてください!
とは言っても、なかなか許容範囲なんて決められないですよね。
そこで!一つの目安をお伝えします。
個人的に浸水深さ3m以上のエリアはおすすめしません。
浸水深さ3m以上の立地はおすすめしない
個人的には、浸水域3m以上のエリアはあまりおすすめできません。
次の画像を見てください。

これは、浸水深さを人型と戸建型のシルエットを用いて説明したものです。
各高さで点線が引かれていますよね。
3mの線を見るとおよそ戸建の1階部分が天井まで埋まっているのがお判りでしょうか?
もし避難が遅れても、2階や3階に避難することで多少安全を図るかもしれません。
ですが、3m以上の浸水深さでは2階や3階も浸水するので避難が大変困難になる可能性が高いのです。
こんな感じで、万が一のことを想定しながら考えてみるといいでしょう。
逆に、浸水深さが0.5m未満のエリアとかなら気にせず買うのもアリなのかな?とも思います。

実際に、「0.5m以下なら気にしない」なんてお客さんも多いです。
ちなみに、一般的な戸建の天井高は大体2.2m~2.5mくらいです。
購入する家の階数に合わせて考えるのもいいかもしれません。
3m以下であれば安全を(命を)保証できるわけでもありません。検討する上で一つの指標だと考えてください。
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ハザードマップがすごく気になる人

いくら浸水域が低くても気になっちゃう!
めちゃくちゃ気になるって人は、浸水する影響の少ない高台エリアを選びましょう。
また、どうしてもハザードマップが気になるなら戸建よりマンションに住む方がおすすめです。
高層階に住めば戸建てほどハザードマップを気にする必要がなくなります。
優先順位に合わせて、柔軟に検討してみてください。
マンションを検討する場合はこちら参考に>>>
⇒マンション購入はメリットだらけだった!
ハザードマップの見方と活用方法


そもそもハザードマップを見たことや確認したことがあるでしょうか?
以外に見たことが無い人が多いんですよ。
ちなみに、最近はインターネットで簡単に見れるのでぜひ調べてみてください!
ここでは、ハザードマップの見方と活用方法をお教えします。
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ハザードマップの見方
ハザードマップを使えば住まいのエリアがどの程度の浸水深さなのかを知ることができます。


https://www.city.shinjuku.lg.jp/anzen/file03_00016.html


その他にも、ハザードマップには最寄りの避難場所も記載してあります。
災害時にはどこに避難すれば良いのかも一目瞭然ですね。
ちなみに、物件情報サイトの「ホームズ」なら、家探しと合わせてハザードマップの確認もできちゃいます!
家探しをしながら確認できる優れものなので、使ってみてください。
詳しくはこちらの記事から>>>
⇒【口コミ・評判】SUUMO・アットホーム・ホームズ3比較してみた
ハザードマップの本来の使い方
ハザードマップは「危ないエリアを探し出すため」に使うものだと勘違いしている人が多いです。
例えば、下図の「東京都江戸川区水害ハザードマップ」を見てください。




どこを見渡しても真っ赤だ…
23区の城東エリアは「海抜ゼロメートル地域」とも呼ばれています。
そのためこんな風に区の大半水害の危険性があるエリアになってしまうのです。


でも江戸川区に住めるところはないのか?と言ったら、そんなことありませんよね
ハザードマップの本来の用途は住めないエリアを探し出すものではありません。
「災害が発生した際にどこに避難しどのような準備・対応をすれば良いかが示されている指南書」である
家探しで気になるのはむしろ当たり前ですが、「ハザードマップ=悪」と誤解しないようにしましょう。
大切なのはハザードマップの中身を確認し、どのような事前対策を行うかです。
防災に役立つグッズはこちらで紹介中>>>
⇨オススメの防災グッズ20選
ハザードマップと合わせて確認しておきたい「浸水履歴」


ハザードマップと合わせて確認しておきたいのが、浸水履歴です。
過去十数年に遡り、「どのエリア」で「どんな災害時」に「どの程度」の浸水被害があったが調べることが可能。
役所で調べることができます。(記録によっては詳細がない場合もあり)
過去に浸水被害があったエリアは、再度浸水する可能性が高い傾向にあります。
なので、この浸水被害も必ず合わせてチェックしてみてください。
浸水履歴の見方


これは杉並区の浸水履歴の一部です。
浸水した場所と被害と年度が一覧で書いてありますね。
程度にもよりますが、直近10年前後の間に浸水歴がなければひとまず安心でしょう。
浸水履歴のある場所は避けるべし


個人的には、ハザードマップよりも浸水履歴を気にした方がいいと思います!
理由としては、先程述べたように「浸水履歴があった場所は、再度浸水被害が発生する可能性が高い」からです。
しかも、過去に実際発生した実績もあるので信憑性は高いです。
川沿いエリアは危険性が高くなりますが、その分お値段も安くなることが多いです。
「何よりも価格優先!」という方であれば検討してもいいのかもしれません。
ハザードマップにかからない家探しなら>>>
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【まとめ】ハザードマップをどこまで気にするかに正解はない


今回はハザードマップはどこまで気にするかについて解説しました。
ハザードマップと向き合うためにも、まずは上記4つの「確認事項」を押させておくことが大切です。
どこまでを許容範囲とするかで、値段などの他条件にも影響しますし、個人差が出てくる部分です。
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