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実はマイホームを検討している多くの人が、「日当たりの良さ」を希望条件に挙げるんです。
しかも、譲れない条件トップ3です。
でもどうして日当たりが大切なのか知っていますか?
なんとなく日当たりはあった方が良い程度に考えている人もいるのでは?
筆者から言わせてもらえば、日当たりは必須事項です!
ということで、日当たりが悪い家をオススメしない3つの理由をお教えします。
都心だと住宅密集地や3階建ての住宅も多く、なかなか日当たりを確保するのが難しい場所もあると思います。
そんな立地でも、日当たりの悪さを解消できる方法も紹介していきます!
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もくじ
日当たりが悪い家をオススメしない3つの理由
不動産の営業マンが、日当たりが悪い家をわざわざオススメすることはありません。
その主な理由が以下の3つです。
家を買ってしまったら、おいそれと簡単に引っ越しなんてできないですよね。
日当たりなど、「購入前に確認できる部分」は見落としが無いようにしましょう!
次は、これらの理由を少し詳しく解説していきます。
日当たりが悪い家は資産価値が低下する
家探しの際に希望条件で日当たりをあげる人はめちゃくちゃ多いです。
そのため日当たりの良い家=人気とい構造が成り立ちます。
当然、需要の高い物件の方が資産価値も高くなるので…
日当たりが悪いと人気が落ちる=資産価値の低下
ということが言えるわけです。
日当たりが悪い家は躯体部分の傷みが早い
日が当たらないと建物の傷みが早くなる可能性が高いです。
躯体部分とは、主に基礎や柱・壁の構造主要部分のことを指します!
梅雨や長期的な雨で木材が湿気を含みますよね。日当たりが悪いと木が乾かずカビや腐りの原因となってしまうのです。
日当たりが悪いと湿気がたまりやすく、結果的に木材が腐食しやすい!
腐食すると当然ながらリフォームのタイミングが早まったりその頻度も増えます。特に中古物件を購入検討する場合は要チェックです。
建物の傷み具合やリフォーム状況、ホームインスペクションなどを行いなるべく見える化して購入するようにしましょう。
日当たりが家だと気分が塞ぎ込みがちになる
日当たりが悪いと気分が塞ぎ込みがちになりやすいです。
それは少し大袈裟なんじゃない…?
そう思う人もいるかもしれませんね。ですが、実際このような悩みのせいで家を売る人もいるんですよ。どんよりと薄暗い感じが常にあり、電気代が増えるなんて声もあります。
将来ずっと薄暗い部屋を想像してみてください。結構しんどくないですか?最近は特にテレワークなどで在宅期間が増えていることから注意が必要です。また、日光浴の効果も立証されているらしいです。
- ビタミンD生成の手助け
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日光浴の重要性は(株)DHCの「1日1回、日光を浴びるだけの超簡単な健康法!」でも紹介されていますので、参考にしてみてください。
日当たりの良さは立地条件がポイント
日当たりの良さは、立地条件が大きな要因になりやすいです。
特に日当たりが良い物件は、立地条件も必然と良くなる可能性があります。
住環境としても優れていることも多いので資産価値も高くなる傾向にあるわけです。
このような立地であれば、その物件は無条件で人気が出ますよね。
角地や南向きの家は日当たりが良好であることが多いです。
資産価値が低いと何が問題になるの?
ぶっちゃけ、資産価値が無い家でも住んでて問題ないですよ。
ただし、将来売却する時に影響が出る可能性が高いです。
これは、購入する側の立場になってみたら簡単にわかることですよね。
売却価格を相場より下げたり売却の長期戦などの可能性が出てきます。
さらに、「痛みが早いことによるリフォーム」もなかなかに厄介です。
日当たりが悪くなりやすい3つの主な条件
日当たりが良い家は立地条件が大きなポイントでした。
逆に、日当たりが悪くなる家もだいたいパターンが決まっています。
以下の3つのケースでは日当たりが悪くなりがちなので注意してみてください。
こうした立地条件は日当たりが悪い可能性が高いので購入検討を慎重にしてください。
一つずつ詳しく解説して行きましょう。
隣地の建物との距離が近い
隣地の建物との距離が近ければ近いほど日当たりは悪くなります。
これでは日差しが入ってくる余地がありませんね。
ちなみに、民法によって「相隣関係の規定」というものが存在します。
建物を築造するには、境界線から五十センチメートル以上の距離を保たなければならない。
つまり、自分家とお隣さんの家の距離はトータル1mは必ず離れるわけです。
でも、さっきの家も1m離れてないよね?
これは、「相隣関で50㎝離さない合意があればOK」という例外があるためです。
さらに、建築基準法でも似たような条文があるんです。
防火地域又は準防火地域内にある建築物で、外壁が耐火構造のものについては、その外壁を隣地境界線に接して設けることができる。
つまり、エリア次第では写真のような家も建築できちゃうのです。
日当たりのことを考えると、隣地とは一定以上の間隔を維持した方が良いですね。
前面道路の幅員が狭い
日当たりに関しては、前面道路の幅員(道路の幅)も大事になってきます。
幅員が広いと、正面向かい側の家との距離が長くなりますよね。
そのため道路幅が広ければ広いほど、十分な日当たりが確保できるわけです。
ちなみに、前面の道路幅員が4m未満だとセットバックという道路拡張工事が必要になります。
そのため、最低でも4m以上の幅がある道路に接道している土地を選びたいところですね。
接道間口が短い
先ほどの接道の他に、間口にも注意が必要です。
どんな間口だと問題なの?
日当たりが悪い家の代表例として「旗竿地」と呼ばれる形の土地があります。
道路に対して手前に1棟と、さらにその奥にもう1棟並ぶ形で建築されます。
この奥の1棟がいわゆる旗竿地と呼ばれるものです。
白く型抜きされた部分が建物が建築される部分になります
奥の家の目の前に家が建つため、4面すべてを建物に囲まれ日当たりが悪くなる!
このように建物の周囲を囲まれてしまうので日当たりの確保が難しいというわけです。
旗竿地は、地形も悪く日当たりも悪いので資産価値も当然目減りします。その証拠に販売価格も相場よりも安い傾向にある物件です。
もし購入検討する場合は、周囲の環境をしっかり確認した方が良いでしょう。
日当たりが良くなる4つの条件
ここでは、逆に日当たりが良くなる条件についても紹介しておきたいと思います。日当たり重視のであれば、下記の立地条件を元に家探しをしてみてください。
当然ですが南向きに近い方が日当たりは良くなります。もし南向きでなくとも、南側に遮蔽物がなければ日当たりがよくなります。
さらに、角地であれば日当たりの良さは抜群です。角地は道路と接する部分が増えるので日当たりの良さはこれ以上ないと言えます。
日当たりが良い物件というのは資産価値が高く、お値段も相場より高いケースが多いです。
日当たりが良いことのデメリット
実は、日当たりが良すぎてもデメリットが生じてきます。
ちょうどいい塩梅というのが難しいですが、ある程度対策を取ることも可能かと思います。
南向きであったり日影が極端に少ない物件は、夏場は猛烈に暑くなります。特に、太陽に近い3階は尋常じゃないです。
さらに、窓の下床部分は日焼けしたりインテリアの色あせの原因などになります。
日当たりが良いからと言って、問題がゼロというわけではないのが難しいところですね。
【まとめ】日当たりが悪い場合の4つの対策方法
今回は日当たりの重要性を中心に述べてきました。
ですが覚えておいて欲しいのは、物件の良し悪しは日当たりのみで決まるものではないということです。立地や価格、希望の間取りなど様々な条件を総合的に判断する必要があります。
その中でも、日当たりは検討材料の一つだと思ってください。
購入した家があるんだけど、日当たりがあまりよくなくて…
やっぱり買わない方がいいのかな~
あきらめるのはまだ早い!
日当たりは悪くても対策はありますよ。
注文住宅などであれば、日当たりが悪くなりそうな個所はあらかじめ対策を講じた間取りにするといいかもしれません。
窓の増設や天窓の設置は、一部リフォームでも行うことができます。大規模なリフォームが難しい場合は、間接照明などを多様することで明かりを確保できます。
また、壁紙を白など発色系のものにするだけでも部屋全体が明るくできるので効果的です。これなら電気代もかからずエコですよね。
どうでしょうか?間取りを少し工夫したり対策を講じるだけで日当たりの悪さも一定以上カバーできたりします。
家を買う際や日当たりを改善したい場合には、ぜひ参考にしてみてください!
それでは、また。
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