「天井の高い家に住む」
こんなキャッチコピーを良く見かけませんか?
キャッチコピーにするくらいなので天井高がいかに重要なのかわかりますね。
天井高なんて気にしたことなかった…
天井高が高いと開放感があり、部屋が広く見えるなんて効果も期待できますよ
今回は、気にしたことが無い人も必見の「天井高」について解説していきたいと思います。
もくじ
覚えておいて欲しい天井高と階高の違い
天井高とは、どこからどこまでの高さを指すのでしょうか。
室内の床の上の面から天井の下の面までの高さ
部屋の床から天井までと非常にわかりやすいですね。
一方、天井高と似たようなものに階高があります。
ある階の床面から上の階の床面までの高さ
階高になると、上階の床の厚み分も含めた長さになります。
下の図で見ると一目瞭然ですね。
今回解説するのは天井高になるので、階高と混乱しないようにしてください。
理想の天井高は2m40㎝
結論を言うと、天井高のベストは2m40㎝(2400㎜)です。
ですが、天井高は好みが出る部分です。
リビングは高めの2m50㎝にしたり、書斎や和室は少し低くしたりと変化させるのも全然OK!
また、各階全て同じ天井高である必要はありません。
3階はは斜線制限の影響を受ける場合もあり、あえて低くしたりします。
逆に、1日を通して居る時間が長いリビングだけ高めにする方も多いです。
モデルルームなどで実際に天井高を確かめながら決めると良いと思いますよ。
天井高の最低基準とは
構造上問題なければ天井高を高くしても問題ありません。
ですが、最低基準の高さというものは存在します。
居室の天井高は2.1m以上しなければならない
これは、建築基準法で決められています。
それ以外(廊下等)は特に規定はありません。
2.1mって想像以上に低いので、よっぽどのことが無いとここまで低くならないと思いますが、一応覚えておきましょう。
天井高が高いメリット
天井高が高いと何が変わるの?
天井高を高くすると様々なメリットが得られます。
一番は開放感や広さ、日当たりの確保といった理由で天井高を高くする人が多いです。
天井高を高くする勾配天井や吹抜け構造は照明・家具なのでオシャレな演出も可能なのです。
高級感が一気に出るため結構人気の仕様なんですよ。
ただし、あわせてデメリットもいくつかあるので確認しておきましょう。
勾配天井や吹抜け構造は当然建築コストが上がります。
また、天窓や高窓などは掃除するのも一苦労です。
特に金額については工務店と打ち合わせしながら予算感を決めて洗濯すると良いでしょう。
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【まとめ】ベストな天井高は2.4m
今回は戸建ての天井高についてまとめてみました。
居室の天井高は2.1m以上しなければならない
天井高のオススメの高さは2.4mです。
しかし、各部屋によって高さを変えたり、好みの高さに設定しても全然問題ありません。
まずは、ショールームなどで実際の高さを体感し、費用と相談しながら天井の高さを決めてみてはいかがでしょうか。