どうも。現役不動産営業マンのマツです。
「諸費用がいくらかかるか知りたい」という質問は数多く受けますが、案外新築購入後に発生する出費を知らない方がいらっしゃいます。
特に、完成物件の見学を一度もしたことが無い人は、なかなか気づくのが難しいかもしれません。
- 各部屋のエアコン
- カーテンとカーテンレール
- 網戸
- 電球
- テレビアンテナ・インターネット回線
上記の項目が、おおよそどの物件にも必要になってくる出費です。
どうでしょうか?もしかしたら想像していたよりも項目が多かったり、金額が高額になってしまうなんて人もいるのではないでしょうか?
想定外の出費で困らないためにも、事前に出費が発生する可能性の高いものをまとめておきましたので、是非参考にしてみてください。
- 物件購入後の必要な出費項目とおおよその額
- 資金繰りに不安のある人へ解消
もくじ
新築購入後に発生する出費のまとめ

- 各部屋へのエアコンの取り付け
- カーテンとカーテンレール(必要個所)
- 網戸(推奨)
- 電球
- テレビアンテナ・インターネット回線
冒頭でも述べましたが、上記で示したものは新築に住むにあたり「なくてはならない」もしくは「あった方が良い」ものです。
一つずつ詳しく見ていきましょう。
各部屋のエアコン
夏場・冬場に物件を購入するのであればエアコンは必須ではないでしょうか。
エアコンが新築に備わっていない理由としては、エアコンの取り付けの際に「ダクト」と呼ばれるホースのようなものを取り付ける必要があります。これは、壁に穴をあけて外に通すという作業になります。
普通に考えて、新築の家の壁に穴をあけるという行為はできませんよね(欠陥住宅になります…笑)
ということで、新築にはエアコンは装備されていないのです。
3LDKであれば、各居室3台とLDKに1台で最低でも4台のエアコンは必要なります。
家電量販店でエアコン本体の購入と取付工事を依頼できますが、おおよそ一件あたり30万円~50万円程度は費用が掛かります。(値段はピンキリですので、必ず確認をしておいてください。夏場とかの繁忙期ですと作業着工に時間がかかる場合もあります。)
エアコンは台数も必要ですし、ある程度まとまった出費になりますので、事前に確認しておくことをオススメ致します。
カーテンとカーテンレール
カーテンとカーテンレールも最初から備わっているものではありません。
一昔前までは、カーテンが最初から付いているものもあったそうですが、好みが出てくる部分ですし、内装のイメージも大きく変わってくることから、購入者側で購入と取付を原則行います。
最近では、カーテンではなくブラインドタイプにしたりなど、ちょっとオシャレな感じにするもの流行っています。
費用を安く抑えたいのであればDIYでも取り付け可能です。業者等に依頼する場合は数万~十万程度で設置可能かと思われます。
網戸
網戸の必要性がイマイチよくわからない方もいるかもしれませんが、網戸も物件によっては最初から付いていないものがあります。
網戸は、「虫よけ・換気・湿度調整」などの役割を果たしており、可能であれば全居室に設けたいところですね。小窓や片開のような窓には必要ないかもしれませんが、あった方が良いものになりますので、ぜひ設置してください。
費用としては、設置するもののグレードにもよりますが、1枚4、5千円くらいはかかると思います。
ある程度まとまった枚数を設置するとなると、お値段もかかってくるので確認が必要ですね。
電球
居室やLDKのメイン電球は、購入後に設置することになります。
LEDや白熱電球、それに太陽光のようなオレンジかかった色や白色の物だったりとタイプも様々です。
自身の好みや部屋の雰囲気に合ったものを設置してください。
家電量販店に販売されているもので大丈夫ですので、型を確認しておきましょう。
費用も数万程度で購入可能だと思いますので、引っ越しの前には準備しておきたいですね。
テレビアンテナ・インターネット(電話)回線
テレビアンテナや電話・インターネット回線は当然ですが、設置されていません。
ご自身で設置が必要になりますので、準備をするようにしてください。
費用はテレビ・インターネットであれば5万円以内程度でしょうか。もちろんBSアンテナなどのオプションを加えていくともう少し費用は掛かるかもしれません。
各社、キャンペーンなどでサービスや価格の割引などを行っている場合もあるので、時間があえれば色々と見積もりを取ってみるのもいいかもしれません。
出費が多くて悩んでいるなら相談するのもアリ

新築購入後にあとから設置が必要なものを解説させてもらいました。
これらすべてを自身が手配したり探したりとなると大変だと感じる方も多いのではないでしょうか?
もし、特にこだわりがなく仕様も標準の物で大丈夫ということであれば、一度物件の売主に相談してみるというのも手です。(不動産仲介がいる場合は仲介を通してお願いしてみてください)
というのも、実はオプションという形で売主の方がすべて手配をしてくれる場合があります。 ただ私の経験上、自分で業者を見つけ手配した方が安くなるケースの方が多いですが…(笑)
それでも、探す手間賃などを考えてまとめて一括お願いしておく人も結構な数いますので、面倒だなと感じる人は一度どこまでオプションで行ってもらえるのかヒアリングしてみてください。
もちろん、電気やエアコンなどのデザインや性能に関しては多くを選択できないので、こだわりがある人にはお勧めしません。
引渡し日がわかったらなるべく早めに準備しよう

ご紹介した中でも、エアコンやテレビといったものは業者に依頼しなければならないものになります。
特にエアコンは、夏場の繁忙期だとすぐの対応が難しい場合も多いでしょう。
しかし、夏場のエアコンなしは死活問題ですよね…(笑)
引越もそうですが、2月~4月は繁忙期になり、通常よりも料金が高くなります。
(先日物件のお引渡しがあったお客様は引っ越し代が70万円かかったとか…)
混雑具合や金額を確認するうえでも、物件の引き渡し日や引越日が決まったら、なるべく早めに確認をするようにしましょう。
意外な出費のまとめ
今回は、新築物件の購入後に発生する出費についてまとめさせていただきました。
不動産会社の人も、物件購入関わる諸経費に関してはしっかり説明してくれますが、その後の出費までは教えてくれません。
金額に直すと無視できない額なので、予め予算を決めておいたり、資金の確保が大切ですね。
それでは、また。
今回は、意外と知らない新築物件購入後に発生する出費をご説明いたします。