どうも。現役不動産営業マンのマツです。

- 宅建を受験勉強ってどうやればいいの?
- 短時間で効果的な勉強法を知りたい!
宅建試験に合格するには、闇雲に勉強していても合格できる試験ではありません。
正しい、やり方ってのがあるんです!
不動産業界未経験の私が、独学で試験に合格した経験をもとに、当時実践した勉強法をご紹介したいと思います。
- 宅建の効果的な勉強のやり方が分かる
- 独学でも合格できる勉強方法が分かる

私が勉強していた社会人当時の「勉強スケジュール」も公開してます!
よければそちらの記事も参考にしてみてください。
もくじ
宅建合格に向けた最適な勉強のやり方

宅建試験は、究極論全て暗記すれば合格できると思ってます。
ですが、記憶の定着とはなかなか難しく、闇雲に暗記に取り組んだとしても大した成果は上がらないでしょう。
そこで大事になってくるのが、いかに「効率よく暗記を進めていくか」です。
この効率よい暗記を念頭に、実際に自分が実施いた勉強サイクルが以下になります。
- テキストを全体通してサラッと一読する
(1週間から2週間) - テキストを全体通してしっかりと一読する ※1
(2週間から3週間程度) - ※1を繰り返しもう一度行う
(2週間から3週間程度) - 過去問を中心に問題を解いていく ※2
(1か月程度) - ここから先はひたすら※2の繰り返し
(2ヶ月から3ヶ月程度) - 試験1か月前くらいに予想問題や模試を実施する
これだけが宅建試験の勉強方法ではありませんが、この流れで勉強すればある程度しっかりとした暗記は可能かと思います。
次に各項目詳しく解説していきます。
まずはテキストを全体を一読する
まずは、お使いのテキストを最初から最後まで一読してみてください。

簡単に一読するだけで理解できるの?

それだけでは記憶の定着は絶対に無理です(笑)
でも、まずはそれでなんの問題もありません!
宅建初受験の場合は、試験ではどんな内容が出題され、どんなジャンルの勉強をしていくのかを知るところから始める必要があります。
そのためにも全体をサラッと一読し、まずは「宅建」がどんなものなのかを知ってください。
過去に一度受験をしたことがある方はスルーしても大丈夫です。
このタイミングで過去問や一問一答を実践する方がいますが、あまりオススメしません。
なぜなら
どうせ正解できないからです。
試験勉強は一長一短、一喜一憂ではダメです。
問題が分からずむやみにモチベーションを下げるような行為はやめておきましょう!
テキスト全体をしっかりと一読する ※1
次は、テキストを全体をしっかりと一読してください。
やっていることは同じですが、今回は記憶に定着させるイメージでしっかり読み込んでください。
前回の一読は読み流す程度で十分ですが、今回はしっかりメモやノートにもまとめ理解していく学習が必要です。

問題は解き始めてもいいの?

飽きないためにも、少しづつ問題を解き始めてもいいかもしれないですね。ただこの後は問題を解きまくる日々が始まるでほどほどに…
仕事をしながらの社会人でも、コンスタントに勉強時間を確保できれば1か月で達成できるのではないでしょうか?
あまりダラダラと勉強していても効率が下がりますので、ここまでは一気に集中して行いましょう。
※1を繰り返しもう一度行う

えっ?せっかく1読終えたのにまた同じことを繰り返すの?

宅建の勉強はこの繰り返しという作業がとても大切なんです!
最後のページまで勉強した人の大半はすでに最初のページの内容を覚えていないのが現実です。
人間の記憶力なんて所詮そんなものなのであまり気落ちしないでください。
なので、前回学習したことがどれほど記憶に残っているかを確かめる意味でももう一度繰り返し学習をしてください。
さらに、今回は各項目ごとにいくつか問題も解いていき、自分の得意不得意のジャンルを見つけだす必要もあります。
苦手な部分に関しては克服できるよう、立ち止まって何度か勉強していきましょう。
過去問を中心に問題を解いていく ※2
テキストによる学習を終えたら、いよいよ過去問を中心にした勉強法にシフトチェンジです!
宅建試験は毎年非常に類似した問題が出題されます。
そのため、過去問題を繰り返し解くという勉強は、本番の試験対策として非常に有効な手段と言えるでしょう。
特に大切なのは、やはり間違った問題の再学習ですね。
宅建試験は主に4択または5択の正誤問題でになります。
正しい回答がどれだったのかの確認はもちろんですが、どうして誤った回答をしてしまったのか出題範囲の前後を含めて再確認するといいでしょう。

こちらの記事では、過去問題集のオススメも紹介してます。
良ければ参考にしてみて下さい!
ここから先はひたすら※2の繰り返し
ここまで学習が済んだらあとはひたすらに「過去問⇒間違った場所をテキストで確認⇒過去問…」これの繰り返しです。
途中からは苦手な部分を集中的に学習したり、基礎知識は取りこぼさないよう完璧にしておいてください!
ここでどれだけ勉強できるかが合否を大きく分けるので、時間をかけて勉強しましょう。
特に「民法」は、不慣れな人も多く苦手意識を持ちやすい科目ですので、基礎からしっかり勉強することをオススメします。
試験1か月前くらいに予想問題や模試を実施する
こんなスケジュール感と流れで勉強を続けていると、おそらく過去問の回答すら覚えられるレベルになっているはずです(笑)
なので、試験1か月前後を目安に「予想問題」をやってみてください。
今の自分の実力を知ることが出来るので、足りていない部分は試験本番までの勉強でカバーしていきましょう。
ある程度理解ができている部分は、ケアレスミスが無いように気を付けてれば大丈夫です。
- 20点未満…来年また頑張りましょう
- 20点以上30点未満…まだまだ勉強が足りません
- 30点以上35点未満…残りの1か月で十分合格可能圏内
- 35点以上40点未満…合格圏内です!その調子
- 40点以上…このままいけば合格間違いなし!
上記点数は過去の宅建試験の合格点を鑑みてまとめさせていただきました。(ちなみに50点満点です)
最低でも30点以上は取れているようにしたいところですね。
そして予想問題や模試をするにあたり重要なことがあります。
それは、「本番さながらを意識して解く」ということです。
- 時間を測りながら実施する
- 自分が回答した番号が分かるように問題用紙に書き込む
- なるべく静かな環境にて行う
特に時間はしっかり意識して問題を解いてください。
ペース配分などを間違えると、せっかく正解できる問題でも焦って間違ったり、そもそも回答できなかったりと命取りになる可能性があります。
模擬試験開始時刻も、本番当日と同じ時刻でやったりすると良いかもしれません。
スキマ時間を上手く活用する

宅建は社会人受験者も非常に多いので、あまり勉強にまとまった時間が取れない人もいることかと思います。
その場合は、携帯に便利な「一問一答」や「スマホアプリ」、「宅建試験の解説YouTubeチャンネル」などを駆使し、スキマ時間を上手く利用してください。
数分数時間でもいいので「毎日継続して勉強する」ことがとても大切になってきます。
テキストを読んでも、おそらく翌日には勉強したことの50%も記憶していないと思います。
この記憶の定着率を上げていくには、繰り返し何度も何度も脳に上書きしていく作業が必要になりますので、どんなに少量でもいいのでまずは継続することにこだわり勉強していきましょう!

こちらの記事では、おすすめの一問一答テキストも紹介してます。
良ければ参考にしてみて下さい!
【まとめ】宅建は独学でも合格できる

計画的に継続して勉強するのが難しいというだけで、 宅建は初心者が独学でも合格できる決して難しい試験ではありません。
余談ですが、宅建試験は「権利関係(民法)」、「宅地建物取引業法」、「法令上の制限」、「税・その他」の大きく4ジャンルに分類されます。

どのジャンルから勉強するのがいいんだろう?
正直どのジャンルから勉強をはじめても大きな差はありません。
世間では民法から勉強を始めた方が良いだとか、出題数が多い業法から始めた方が良いだとか様々な意見があります。
ただし、絶対ではないので特に気にせず好きなジャンルから勉強を始めていいと思います。
これから試験勉強を始める方も、既に始めている方も、まずは継続して記憶を定着させることにフォーカスした勉強を意識してください。
そうすれば、合格をグッと引き寄せられますし、一発合格だって夢ではありません。
ぜひ、頑張って輝かしい「宅地建物取引士」の称号を手にしてください!