どうも。現役不動産営業マンのマツです。
住宅ローンを検討している人のほとんどが退職金での一括返済を考えていることだと思います。ですが、本当にそのやり方は正しいのでしょうか?
実はこの方法、ものすごく危険な考え方かもしれないんです!!
今回は、意外といらない繰り上げ返済の落とし穴と退職金で一括返済することのメリットとデメリットをご紹介していきます!!
- 退職金で繰り上げ返済することのメリット・デメリット
- 繰り上げ返済のタイミングにより効果の違い
もくじ
結論:退職金で住宅ローン一括返済は危険


最終的には退職金で一括返済できればいいかなぁ
このような考え方は非常に安易で危険なものと言えます。
最終的に退職金で一括返済することは悪いことではありません。ですが、繰り上げ返済の仕組みや返済に向けての計画をしっかりせずに退職金を充てにするのはやめましょう。
では、どうして退職にて一括返済することがいけないのでしょうか?
今度はメリット・デメリットを比較しながらその理由を詳しく見ていきましょう。

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退職金で住宅ローンを一括返済するメリット・デメリット

毎月のローンがなくなると精神的にも家計的にも楽になります。一見、「得」しかなさそうな感じですが、もしかすると非常に「損」するどころか、余計に家計が苦しくなることも…
メリット・デメリットをしっかり比較して自分に合った方法で返済していきましょう!!
退職金でローンを返済するメリット
退職金で住宅ローンを一括返済するメリットは以下のようなことが挙げられます。
- 毎月の負担額がなくなる
- 利息分の支払いをしなくて済む
- 金利の上昇リスクなどを無くすことが出来る
退職金による一括返済の最大のメリットとは、毎月の返済がなくなる事でしょう。ローンを完済したという安心感と、毎月の出費が大きく減るので家計的にも余裕が出てくるのではないでしょうか。
また、元金を無くすことでその利息分を支払う必要もなくなります。利息は本来返済するべき金額ではないので大変もったいないものです。それを、払わなくとも済むのは大きなメリットですね。
さらに、金利は変動するものですので、残債が残っている限り金利上昇リスクが付いて回ります。こうしたリスクを回避できるのも繰り上げ返済や一括返済するうえでは賢いやり方ですよね。

20年以上払っていた毎月のローンがなくなるだけでも、だいぶ気持ちが楽になりますよね。
退職金でローンを返済するデメリット
退職金で住宅ローンを一括返済するデメリットは以下のことが挙げられます。
- 老後の生活資金の枯渇
- 繰り上げ返済の利息軽減幅の減少
- 団体生命信用保険の脱退
注意しなければならないのが、「老後の資金」がなくなる可能性があることです。今後、老後の生活費を年金等でまかなうのは大変厳しい状況に陥ります。
老後の最低必要生活費は夫婦で月約22万円、ゆとりある生活費は月約36万必要とも言われています。退職金は老後の貴重な資金源にもなりますので、「将来退職金で住宅ローンを一括返済すればいいや」という考えは、非常に危険性を伴うことが分かるではないでしょうか。
さらに注目すべきは、繰り上げ返済はタイミングにもよって利息の軽減幅が大きく異なってくるということです。

これは「100万円を期間短縮型で繰り上げ返済した時の軽減できる利息幅」の表です。
繰り上げ返済のタイミングは早ければ早いほど利息軽減幅も大きくなります。
これは、繰り上げ返済することにより元金が減るためです。
利息とは元金に対して発生するものになります。
つまり、元金が早期タイミングで少なくなれば、必然的にトータルで支払う利息分も少なくなるわけですね。
上手に繰り上げ返済を行ながら、最後に残った少額の残債を退職金でまとめて返済というのが一番得ができる理想の返済方法です。
ですが、家計が苦しいからと繰り上げ返済もせずにいると、かえって「老後資金はなくなり、無駄に住宅ローンを払いかねない」事態に陥る可能性があるので、よく考える必要があります。

「教育費がかかる」など出費が多い時期は避けて、無理のない範囲で返済していくのも大切ですね。
重要なのは住宅ローンの残債の減らし方

退職金を使って住宅ローンを返済すのが決して悪いわけではありません。
ですが、老後の資金や繰り上げ返済の仕組みを考えると、可能な限り早めの段階で返済をしておく方がリスクも少なく、得することが分かると思います。
もし退職金を使って返済をする場合は老後の生活資金が確保できるかをしっかり確認して、計画的に住宅ローンを返済していきましょう。
- 一括返済してもまだ退職金が余りあるか
- 老後の生活資金の確保はできているか
- 退職金を使うとしても、途中のタイミングで繰り上げ返済はできないか

現在は退職金がもらえても少ない企業や、中小企業だと退職金制度すらない会社も多いです。「もらえる」前提での計画は危ういところがあるかもしれませんね。
不動産会社や金融機関では返済シミュレーションを実施ているところも多いです。
そうした返済計画とたらし合わせながら無理のない金額の借り入れや、損をしない返済計画を立て、住宅ローンとうまく付き合っていきましょう。
それでは、また。

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