
- 家を買う時ってどんな流れ?
- 支払いタイミングはどこ?
- どんな準備が必要なの?
- 家を買って居住するまでの流れ
- 物件金額を支払うタイミング
- 覚えておいた方が良い準備すべきこと
どうも。
現役不動産営業マンのマツです。
マイホームの購入はほとんどの人が初めてです。
高価な買い物なので、事前にどんな流れで引き渡されるのか知らないと不安ですよね。
特に、お金が発生するタイミング等は予め確認しておきたいところ。
ということで今回は、家を購入するまでの一連の流れを紹介します。
これって、実際に家を買ったことがある人じゃないとなかなか把握できないんじゃないかなと思うので、ぜひ参考にしてみてください!
もくじ
家を買うまでの大まかな流れ
まずは、イメージしやすいように家を買うまでの流れを図で表してみました。


大まかな流れになるので、いくつか端折っている部分もあります。
ですが、大体はこんな感じだと思って大丈夫です。
大きなステップは「家を探し」・「契約」・「引き渡し」の3ステップです。
その途中で、住宅ローンの審査や手付金の支払などが発生します。
それではもう少しかみ砕いで解説していきましょう!
ここでは省略してますが、引き渡しの際に所有権の移転と抵当権の設定と表示登記という作業もあります。これは原則司法書士が代理で行う業務であり、個人でするべきことは特にないので説明では省略します。
家の購入は物件探しからスタート
とにもかくにも、買いたい家が無いとお話になりませんので、まずは物件探しですね。
ネットや不動産営業マンから紹介されたりと、納得がするまで検討してください。
物件の良し悪しは資料だけでは読み取れません。
実際に現地に行き内見等を行って慎重に決めてください。
そのため、良い物件に巡り合う一番のポイントは、「足を使って、目で見る」ことです。
住宅ローンの仮審査も並行して行う
家探しと並行しながらやっておきたいのが、住宅ローンの事前審査です。
事前審査をしておくと今後の流れがスムーズなります。
- 住宅ローンの融資が可能か否かがわかる
- 融資可能金額が分かる
- 住宅ローンの借入金利が分かる
金額設定があいまいだったり、そもそも借入が難しい人も多いです。
住宅ローンが組めなければ家探しの時間も無駄になってしまいます。
そのためなるべく物件探しと同時並行で住宅ローンの仮審査を行いましょう。
ちなみに…
審査はタダですので、いろんな銀行で審査してもらい各金融機関の金利を比較しておくといいでしょう。
買う家が決まったら「買付申込書」の提出
いざ、購入したい物件も決まり、無事住宅ローンの事前審査も通過したら、今度は購入申込書を提出します。
物件の情報とか契約日とか諸々を記入して、売主に提出します。
- 対象物件が一時的に「売り止め」状態となる
- 契約の1番手を確保することになる
- 申込提出後3日前後で契約になる
買付申込書はあくまでも「契約の1番手」を確保するものです。
これが受理されたからと言って必ず購入できるわけでないので注意しましょう。
何かの理由で契約できなかったり契約後解約をしたなどの場合は、次に2番手の人が優先的に契約することができます。
重要事項説明書の読み合わせと契約
買付申込書を提出した後は、いよいよ契約になります。
この契約の時に合わせて重要事項の説明を行います。
重要事項の説明とは、物件に関する詳細や、契約の内容に関する説明をするとても大事なものになります。
少しでも不明点等あればしっかり質問して下さい。
戸建てやマンションの売買では1時間半〜2時間程度の時間はかかります。


後になってから、「聞いていなかった」なんてことが無いように、隅々まできちんと聞いておきましょう!
契約と同時に手付金の支払い
契約の際に必要になってくるのが「手付金」と呼ばれるものです。
- 契約締結時に買主から売主へ渡すお金
- 現金で渡すケースもあり
- 売買金額の5%~10%が相場
- 引渡しまで無事に終わった場合は返還又は諸費用に充当される
この契約の段階にきて初めて支払いタイミングがあります。
金額も100万円以上からになる場合がほとんどなので気を付けましょう。
逆に、この手付金を準備できなければ購入そのものが難しくなってしまうケースもあります。
住宅ローンの正式審査
無事に契約を終えたら、今度は住宅ローンの正式審査となります。
- 本命の銀行を選んで正式審査
- 事前審査時から内容が変更なければほぼ審査通過可能
ちなみに…
本審査が通過しなかった場合は「ローン解約」という方法で、売買契約を白紙にすることができます。
ローン解約については重要事項の説明でも必須の内容です。
どのような場合であれば解約できるのかしっかり確認しておきましょう。
念願のマイホームの引き渡し
住宅ローンの正式審査が通過すれば、最短で契約日からおよそ1ヶ月前後で引き渡しが可能となります。
それに合わせた引越しの準備や身辺整理等を行っておくといいでしょう。
実は、この引き渡しの前に「所有権移転」「抵当権設定」「表示登記」等の公的手続きがあるのですが、これらについては別の記事にて詳しく説明させていただきます。
上記の手続きは、司法書士や土地家屋調査士が行うのです、特段買主の方が自主的になにか行うことはありません。(住民票などの必要書類の提出と委任状だけですね。)
不動産仲介業者の担当者に丸投げしておけば大丈夫です。(笑)
家を買ったら加入必須の火災保険
住宅ローンを利用すると火災保険加入の義務が発生します。
家を買う流れとは関係はありませんが、火災保険の加入は必須なので簡単にご紹介しておきます。
- 住宅ローンを利用する場合は加入必須
- 火災保険の加入先は自由
- 火災保険と合わせて地震保険にも加入可
まず、どの火災保険商品に加入しようと自由です。
たまーに、売主指定の火災保険の場合がありますので事前に確認しておきましょう。
また住宅ローン借入先の銀行から火災保険を紹介されるケースもありますし、保険の窓口等で相談するのも全然OKなので、色々試してみて下さい。
火災保険と合わせて地震保険も存在します。
地震による火災等は火災保険では適応されないので、別途地震保険に加入する人も多くなっています。
火災保険は必須ですが、地震保険は任意になります。
さらに、地震保険は絶対に火災保険とセットになるので、地震保険のみ単品で加入は無理なので覚えておきましょう。
基本的には不動産仲介業者に任せておけばOK


ぶっちゃけた話、基本的には不動産仲介業者に任せておけば大丈夫かと思います。
少なくとも、私でしたら引き渡しまで問題なくこなせますね(笑)
むしろ契約してからが、本来の仲介の仕事って感じです。
なので流れを把握しておくことは大切ですが、細かいところまでは逐一調べなくても大丈夫です。
不動産仲介業者も説明はしてくれますし、アドバイスもしてくれると思います。
少なくとも向こうのほうがプロですから、わからない箇所や不安なところだけしっかりヒアリングを行い、後は仲介業者に任せておきましょう。
マイホームの購入は、仲介営業マンと二人三脚です。
ぜひ、信頼できるパートナーを見つけて素敵なマイホームを手に入れて下さいね。
それでは、また。