どうも。現役不動産営業マンのマツです。
今回は、皆さんも気になる「仲介手数料は払うべき必要出費なのか否か」を営業マン目線で解説していきたいと思います。
さらには、仲介手数料の意味から算出方法、そして本当に払わなくてもいいものなのか、現役不動産営業マンが腹を割ってお伝えしていきます!

「仲介手数料って値引いてくれそう」とか、「払う必要のないお金なんじゃ…」って思われがちなんです(笑)
もくじ
【結論】仲介手数料は「払うべき」もの

結論から先に言うと、「仲介手数料は払っておくべきもの」だと思います。
理由を説明する前に、まず仲介手数料の中身を知っておくことが大切です。
仲介手数料って具体的にはどんなものに対して発生する費用なのかとてもあいまいなので、わからない人も多いでしょう。
みなさんは仲介手数料にはどんな意味合いが含まれているかご存知でしょうか?
- 希望条件に見合う物件の提案とそれに伴う内見・見学等のコンサルティング
- 重要事項説明書及び売買契約書の作成と読み合せ
- 住宅ローンの提案やあっせん
- 契約後から引き渡しまでの諸々の事務手続きや売主・銀行側とのパイプ役
- その他、発生し得るトラブルに対して対応と解決の手伝い

ざっとこんな感じでしょうか。厄介ごとは全部仲介が請け負うんです…(笑)
極論ですが、全部自分でできれば仲介手数料なんていらないんです。
でも、それはほぼ不可能に近いと思います。
仲介手数料の意味合いを知るだけでも、「払った方がいいものだ」という考えになるのではないでしょうか。
家電を買うのにプロの意見を聞き、薬を選ぶのに薬剤師の意見を聞くように、「不動産の購入に関しては、プロの意見とサポートは必須」だと私は思っています。
一生に一度のマイホーム購入を失敗させないためのコンサルティング料だと思ってもらえればいいのではないでしょうか?
また、仲介手数料はあくまでも成約報酬になりますので、相談や物件の見学などに費用が掛かることはありません。

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仲介手数料費用の計算方法

仲介手数料の算出方法を皆さんご存知でしょうか?
公式はとても簡単なので、ぜひこの機会に覚えてください。
物件を購入する際の諸費用でも、仲介手数料が占める割合は大きいので、頭の中でざっと計算できると色々と便利かと思います。
(売買金額 × 3% + 6万円)×消費税 = 仲介手数料
※売買金額が400万円以上の場合
例)売買金額3000万円だったケース
3000万円 × 3% = 90万円
90万円 + 6万円 = 96万円
96万円 × 消費税 = 105万6000円
とっても簡単ですよね。
ちなみに、これ以上の金額を成功報酬としてもらい受けることは宅建業法上違反となってりますので、どんなに高くても上記の計算式以上の額はもらえません。
どうしても仲介手数料を払いたくない場合は

仲介手数料は払った方がいいというのは、あくまでも私の主張です。
金額も決して安くないですし、払わなくて済むならそれに越したことはないですよね。(笑)
ということで、ここからはどうしても仲介手数料を払いたくない人向けのオススメ購入方法です!
購入可能な物件は限られてきますが、確実に仲介手数料分は安く抑えられるのでお得ですね。
売主物件を購入する
物件には「取引様態」というものがあります。具体的には「売主」や「媒介」などがあります。そして、 取引様態が「売主」と書かれている物件を購入する場合はなんと仲介手数料が発生しません!!

仲介業者は物件が成約した際には、売主と買主共に仲介手数料を成功報酬として得ることが出来ます。つまり、売主と買主の間に仲介不動産を介さなければ当然仲介手数料も払う必要がなくなるわけですね。
ただ、インターネット等で掲載している物件のほとんどは仲介物件です。
理由としては、無数にいる仲介業者に自社の物件を紹介してもらった方が圧倒的に早く完売できます。
さらに、契約やローンのサポートなど手間がかかるので仲介業者に委託した方が圧倒的に楽なんですよね。
そのため希望の条件の中でかつ売主物件を探し出すのはなかなか根気のいる作業です。

契約した後の方が仲介としての仕事が多かったりもするんです!
仲介手数料割引や無料などの業者を利用する
不動産仲介業者の中には「仲介手数料の割引や無料」といった宣伝文句で集客をしている会社もあります。
こうしたところに物件探しを依頼するのも一つの方法ではありますね。
無料や割引といった仕組みにできるのが様々条件があると思いますので確認が必要ですし、市場に出回っているすべての物件が対象というわけでもないと思います。
それでも、希望条件の物件が紹介してもらった中にあるのであればラッキーなので、付き合う不動産業者の内の1社くらいは仲介手数料を安く設定してある会社があってもいいかもしれません。
最終手段‼仲介手数料を値引けないかお願いしてみる
わたしも経験上、仲介手数料を値引いたことがあります。ただし、常に値引きをするといったわけではありません。
例えば、金額が高く住宅ローンが希望額で融資ができないケースなどの場合ですかね。
仲介手数料を安くすることで問題なく購入できるというのであれば、場合によっては手数料を値引くかもしれません。
もしくは、「手数料を値引いてくれませんか?」とお願いしてみることです(笑)最終手段かと思いますが、やってみたらうまくいくこともあるかもしれません。
不動産仲介業は、契約にならない限りコンサルティング料が発生しません。
しかし、契約になる前から物件紹介やローンの仮審査など仲介業はスタートするわけです。
なかなか手数料を値引くこと前提で話を進めるは難しいので、最終手段と思ってください。(笑)
成約しない限り仲介手数料は発生しない

仲介業務は決して成約してからがスタートではありません。
物件の紹介をしたり、資料を作成したり、内見させたり見学させたりと報酬が発生する前から業務は始まっているんです。
報酬が発生しないから、親身になって相談に乗らないとか情報を開示しないとかはありません。むしろ成約させたいからこそ、前向きに親身になって相談に乗ってくれることでしょう。
仲介手数料なくして良い物件は買えないと思いますので、この記事で仲介手数料の意味合いや安くできる方法などを知ってもらうきっかけになればうれしいです。
それでは、また。
仲介手数料って絶対に必要な費用なんでしょうか?